「この世界の片隅に」
「この世界の片隅に」
監督:片渕須直
原作:こうの史代
キャスト:のん(能年玲奈)
予告編↓↓
2016年度第90回キネマ旬報ベスト・テン日本映画部門第1位!✨
ということで、観に行ってきました。
ええ、ミーハーです。
まあ行く前はね、全然って訳じゃないけどそんなに期待してなかったんです。戦争モノっていう情報だけは知ってたんで、
ま〜戦争はダメみたいなメッセージが込められた映画なんやろなあ。泣かせにくるんやろなあ。ほんまは別の映画観たいけど(スコセッシ監督の沈黙が観たかった笑)キネマ旬報ベスト・テンで1位やったしなあ。。しゃーなし行くかあ。。。
こんな感じで行きました。
ところが、
いやもうね。。。
とても良かったです。。。😭😭😭
本当に観る前あんな態度とってすいませんでした。でもね、あんまり期待しなかったから良かったってのもあるかもね。なんか前評判すんごい良かったり、予告が凄かったりすると、ものすごい期待して行っちゃうじゃないですか!ほんでいざ観たら、あ〜そっか〜こんな感じかあ〜、みたいなね?!これあるあるやんな?!
①ストーリー
本編全体を通してクスクス笑えるシーンがいっぱいあったね。すずさんのうっかりというか天然なところがとても可愛らしく微笑ましいです。前半の明るい雰囲気から一転、後半は結構辛い。特に晴美が死んでしまうところは思わず心の中でえっ。。?!ってなりました。なったよね?!
印象に残ったのは、昔の日本の生活。僕はああいう暮らしは実際はしたことないけど、どこか懐かしく、そして憧れみたいなものを感じました。匂いまでもが伝わってくるようなそんな描写でしたね。ご飯とお味噌汁が食べたいと思いました。ああ、実家に帰りたい。。
僕は最近とても涙腺がゆるいです。この映画も泣いてしまいました。2回涙を流してしまいました。1回目は径子さんがすずさんに、晴美が死んでしまった時に言ったことを謝るシーン。晴美を失くして、それをどこにもぶつけられなくて、すずさんが悪い訳じゃない、それは分かってるけど、つい言ってしまって。それでも片腕を失くしたすずさんのお世話をして、すずさんに「あなたの居場所はここでも良い」って言って。最後家の裏で泣いてたシーンもあって。なんやろうね、径子さんがこの映画では一番心に残ったな。映画観ながら声が出そうになったね。ゔゔぅゔ。。って、はい、キモいですね。2回目はラストのすずさんが慟哭するシーンな。心揺さぶられるね、あれは。
最後の終わり方もとても好きです。希望がある感じのハッピーエンド?的な。
ほのぼのした絵柄だったけど、目を背けたくなるようなシーンが多々あり。ああいう絵柄だったからこそ、キツイ場面がより印象に残るのかも。
今まで観た戦争映画の中で一番、日本で戦争があったことを実感しました。これは是非小学校などで観せたらどうでしょうか?戦争はダメとかいうことじゃなくて、こういうことがあった、っていうことを伝えるためにも観せた方がいいのでは、と思います。
②音楽
さっきも書いたけど、音が怖くなかったですか?!すごいリアルだったような。。まあリアルを知らない世代ですけどね。エンディングもとっても良かったです。ジブリの歌みたいだったね。あの、なんて言ったっけ?あの人!手嶌葵だ!すごい優しくて透明感のある声としっとりした曲で余韻に浸れましたね。
③主演
今回の主演は、能年玲奈改めのんです!能年玲奈といえばあまちゃんですが、ぼくは毎朝見てました。大ファンでした。でもなんか事務所のいざこざでちょっと干されたのかな?最近はあんま観なくなってたけど、やっぱりこの人は才能がありますね。すんごい上から目線になってしまいました。ごめんなさい。能年玲奈の声以外は考えられないね。あの鼻が詰まってるような声ね!かわゆい!とっても良かったです。まあ実は昔結構能年玲奈ファンでして、カレンダー買ったり、写真集買ったり、ブログにコメントしたり、ラジオ聴いたりしてました。だいぶキモいですね。ごめんなさい。
評価:4.3/5.0